太陽の黒点撮影は、これまで「カメラNDフィルター」による減光という旧式で撮ってきました。
先日、2インチ天頂ミラーを格安で入手できたので、余った予算の有効活用ということで、念願であった「アストロソーラーフィルター」なるモノをゲットすることができました。
安い品物なのに、食わず嫌いというか、なんというか 、 、 、
・ ・ ・ 今となっては、なぜもっと早く買わなかったのか 。 。 。 的な世界ではありますw (恥ッ)
ということで、
「アストロソーラフィルター枠」を作ってみました。
作成に当たっては、
販売元である国際光器の「アストロソーラー自作セル作成の仕方」を参考にさせていただきました。
実のところ、「枠」は既にありました。
当ブログを始めるちょっと前まで、かなりの重症な「レンズ病」でした。
(昔取った記念塚・・・?)
キャノンEF200F2.8のレンズフードが、晋作弟(FS60-CB)のフード径と一致しているのを知っていたので、その当時作成した「ピント合わせ治具」としてのフードを捨てずに残していたので、それを流用した次第です。
酒見人のフード素材が余っていたので、薄いフィルターを不用意に傷つけないよう、保護フードを付けました。
☆このフード枠の素材は、ホームセンターで売っている「塩ビ管」です。
剛性の高い枠なので、 ヨレヨレが好きになれない私は、ピッと張りました (良い子は真似しない方が良い!)
内部は、四方にスポンジ(隙間材)を貼り付けていて、晋作弟のフード先端の塗料が不用意に剥げないよう薄いゴムを四箇所に貼っていました。
Kiss×4を入手した以降は、ライブビューを使ってピント合わせしていますから、この存在の記憶も薄れつつあったのですが、日の目を見ることになったワケです。
ということで、
時間がかかったのはフィルターの貼り付けと、保護フードの作成くらいでした。
晋作弟(FS60-CB)との相性はバツグンです。
○同じ要領で、ファインダー用のアストロソーラフィルター枠も近日中に作成予定です。
○観望会で使用する際には、脱落帽子のため、テープで固定します。 (安全のため念には念を・・・です)
早速にも、
フィルター枠を被せれば、直ぐに観望できるかと思いきや、そう簡単には行かなかったです。
★天頂ミラーを使っての眼視では、接続リング・アイピースアタ゜プターの組合せを何度もやり直しながら、
↑
やっとのこと、上の写真の組合せであれば「ピントが出る」ことが分かりました。 ふぅ~ッ、疲れましたぁ
(毎回悩まなければならないのも癪に障るので、この画をPCデスクトップに貼り付けることにしましたぁ~)
さぁ〜て、やっと撮影できるかと、天頂ミラーにカメラ(×2バロー付き)を装着したのですが、これまた、ピントが出ずに右往左往の連続でした。
やれやれ、一体全体、自分は何をやってんだろッ ・ ・ ・ と自己嫌悪に陥りつつ
★唯一の救いは、カメラ回転装置を付けて合焦したことです。
これなら、写野を回転させることができ、東西南北の位置決めに役立たせそうですから 。 。 。
(この画もPCデスクトップに貼り付けていますw~)
終始こんな感じで、モタモタしていたら、薄雲が段々と濃くなってきて、「白い空」になっていました。
慌てて撮影したのが、この画です。
☆簡単なレベル補正と、軽いシャープ処理をしています。
皆さんは、
アストロソーラーフィルター(基本は眼視用)による太陽画について、どのような印象をお持ちでしょうか?
私個人としては、写真性能では、やはり「カメラ用NDフィルター」が好き(精細感が違う)なのですが、やはり危険なので、避けるべきなんですよねぇ!
このフィルターは、眼視用であり、安全な観測ができることが一番の売りですネ。
ところで、
以前、やはり国際光器扱いの「金属メッキガラスフィルター」を使ったことがありますが、個人的には低コントラストであるとの印象が強く、使いこなす前に直ぐに売却してしまったです。
その点、
このフィルターは廉価でありながら、眼視も写真も楽しめるアイテムだと思います。
ただし、
非常に薄いので、キズや破損には十分に注意を払う必要がありますネ!!
「太陽は安全が第一!」です
このフィルターが安心だからと言っても、2~3分経過したら目をいったん離して休むなど、長時間続けて太陽を見るのは危険です。
皆さんも、しっかり対策を施し、楽しく、安全に、太陽観察をしましょうねッ (*^▽^)/★*☆♪