昨日(4/30)は、
岩国天体同好会の月例会でした。
往年の名機:西村製作所15cmF8反射赤道儀
所有者はM本さん
この古式豊か鏡筒に、
今では標準(やや古い)的なデジタル一眼(Kiss×4)を使って撮った「木星」
シーイングは比較的安定していたので、
M本さんに了解を得て、半ば遊び感覚でしたが、
素晴らしい画をゲットすることができました!
鏡面はクモリが発生している古い個体ですが、その性能は衰えてはしないと確信できます
×2バロー+Kiss×4クロップ動画 → RegiStack5+ステラVer7
集まったメンバーは3人でした。
欠席連絡のあった方は、持病や風邪気味その他の理由でした。
天文薄明が終わる頃、
皇座山(今月の周天月例会)に初参加したMさんが撮った「バラ星雲」をPC画面を見ながら、話し込むMさん、M本さんのお二人
TSA120の所有者であるMさんは、
天体撮影に意欲を燃やしておられ、機材にも資本投下されています。
今回は、
M44を撮ったり、
木星を導入されたり、
色々とチャレンジされているようでした。
私は、
酒見人(焦点距離2350㎜)を連れて、何点か目的を持っての参加でした。
①アイピースレデューサー・ツインシステム
M44を対象に
2インチ40㎜60倍では視野から溢れ出る星団は、
アメリカンサイズ25㎜+ツインシステムでは、すっぽり全体が入りきる程の広視野でしたが、像面湾曲が著しい星像で、がっかりしました。
でも、いつかは、玖珂50cm望遠鏡に装着してみたいです。
②オフアキシスガイダー
M3を対象に
千葉県の東葛天文同好会のmn3192さんからの借り物ですが、フィールドで使うのは初めて。
自宅ベランダで模擬テストしてのチャレンジでしたが、結果は出せず、オフアキの難しさを痛感しました。
※SSAGの狭い視野内に、ガイド星を見つけることができなかったのです。。。
※SSAGの狭い視野内に、ガイド星を見つけることができなかったのです。。。
長らくお借りしていましたが、私には分不相応なので、近く、お返ししなければとの思いに到達した次第です。
チャレンジした証拠として、恥ずかしながら、一応 UP させていただきますw (F10、10秒露出)
③木星
M本さんの西村製作所15cmF8反射には、到底敵わないですが、酒見人で撮った木星画をUPします。
口径は235㎜と8cmオーバーなのに、散々な結果です。
直焦点++Kiss×4クロップ動画 → RegiStack5+ステラVer7(画像処理過程は同じ環境)
BKMAK180を持ってくるべきだったとは、後の祭りですねぇ
その後も、
なんだかんだと話していたら、
時間は直ぐに経過し、午後10時になったので、解散することになりました。
お天気は良く、
シーイングも安定しいるのに残念ですが、
独りが居残るには寂しいので(ちょっぴり怖いので)、私も帰ることにしました。
ここで終わる訳にはいかないので、
帰宅後の顛末記は、後ほど、記事(画像)を追加します
-----------------------------------------------------------------------------------
娘二人と3人で大阪に遊びに出かけた家人から「洗濯物を干して」とのメールを受信したので、記事を中断しました。
干し終えたので、再開します (笑)
さて、帰宅後の顛末です。
気になるM本さんの「木星」を画像処理とかしていたら、高度が上がり、火星・土星を撮るのに頃合の良い時間帯(午前2時過ぎ)になりました。
しかし、東側ベランダでは撮れない位置にあるため、西側の非常階段踊り場での撮影になりました。
東側は、家庭内の騒音など殆ど気にならないのですが、
西側は、いわばオープンスペースなので、ちょっとした音も迷惑になったりします。
良シーイングであるだけに、
ここは「ZWO社ASI120MC」を使いたいところですが、PCを使うためには「バッテリー+インバーター」となるのですが、深夜にインバーターの騒音は大変な迷惑になるので、ここは仕方なく、再び、
KissX4の出番です。
いつもは、西側ベランダの東寄りですが、この時間では未だ撮影できる視界に回ってこないので、
今回は西寄りの非常階段踊り場から撮影しました。
(GP赤道儀は小兵ながら頑張ってくれています☆彡)
直焦点では短く、
×2バローでは長過ぎです。
こんな時は、×1.5バローが役立ちますネ!
木星も・・・と欲ばりたいところですが、
既に沈みかけており、一応、望遠鏡を向けてみましたが、ふにゃふにゃ、ふにゃにゃな木星ちゃん
撮ろうとの気にはなれず ・ ・ ・
今シーズン初(間もなく5/31中接近)の火星ちゃん
良シーイングと思いきや、像は意外とユレユレでしたぁ~ (涙a)
続いて、
今シーズン初の土星くん
こちらは、意外と安定していました。
火星の輝きに比べると、随分と暗いですねぇ。
カッシーニが、シッカニ写ったのは、ヤッパニBKMAK180の底力です。
レベル調整を使ってもう少し明るくしたいところですが、粗がアラアラと出てきそうなので、この程度の控えめな仕上がりとしました。