岩国科学センター天体同好会の第三回観望会は、玖珂の「あいあいセンター」で開催されました。
日没前の「あいあいセンター」建物
・駐車場側から
・国道側から 樹木の葉が少し色付き始めていますね
センターの利用時間は、18時30分~21時30分
今回は、県下では最大級である50cm(F5)天体望遠鏡を使っての観望会です。
集合したのは、10人のメンバーでした。
(レディファースト)
・O本さん
・Tさん
・Miさんお嬢さん
(男連中)
・Miさんパパ
・Maさん
・M本さん
・F山さん
・K村事務局長
・Y村代表世話人
・イッシー
生憎、
建物の隣りにあるグランドで、小学生がナイター野球をやっていたので、空が明るかったですが、
幸い、
お天気が良く、前回( 8/23曇天)のリベンジを果たすことができました。
観望に入る前に、
研修室にて、Y村さんが「天体望遠鏡操作マニュアル」を使って、その操作方法を説明した後、
ドームに移動して、説明の復習を兼ねて、
○電源ほか各種準備
○パソコンと望遠鏡の連携
◎天体の自動導入
○終了時の留意事項
など、基本動作の確認をしながら天体観望を楽しむことができました。
更に、今回はコンセプトがありました。
ニュートン式での観望です ☆.。.:*・
これまでのカセグレン式(F15焦点距離7,500㎜)の観望では、倍率が高すぎるため、月面も一部しか見ることができませんでした。
ニュートン式(F5焦点距離2,500㎜)にすれば、惑星から星雲・星団まで、オールマイティに楽しめます。
これまでの一般観望ではカセグレン式だけだったようですが、今回は接眼部をニュートン式に切り替えての観望でした。
ミカゲ光器製のこの望遠鏡は、ニュートン式接眼部は「キック式」を採用していて、純ニュートン式に比べ、覗き込む位置が低くなる(見上げる)ように設計されています。
※それでも、高度のある天体では、大人でも脚立の上部まで登らないと見ることができません。
子供たちには危険すぎてお勧めできないのが正直なところです。
★この望遠鏡は良くできていて、ニュートンとカセグレンを簡単に切り替えることができますし、光軸の狂いも殆ど生じない優秀な筒です。
ということで、観望する対象天体や、観望する側の対象年令に合わせて、適切に切り替えることが最も重要です。
◎天体の自動導入は、以下のとおり。
①土星
②M13(ヘルクレス座 球状星団)
③M57(こと座 リング星雲)
④M27(こぎつね座 惑星状星雲)
⑤M15(ペガスス座 球状星団)
⑥M31(アンドロメダ大銀河)
⑦M2(みずがめ座 球状星団)
(皆さんの感想)
土星・・・(低空でシーイングも悪く口径の威力を発揮できず)
M13・・・うぅ~ん、なんとか見える (少し薄雲が広がっていたからでしょうか・・・)
M57・・・ウッホー!
M27・・・ただのモワっ
M15・・・M13よりも明るくハッキリ見える、今日イチ!
M31・・・中心部しか見えないんだよねぇ~ッ
M2・・・・(接眼部の位置が高すぎるため、同架の12.5cmED屈折望遠鏡で本日の観望を締めくくりました)
予定していた時間が来たので研修室の机や椅子を片付けている時に、こんなものを見つけました。
ホワイトボードの影になっていたので、全く気づかなかったです。
ペンタックスの赤道儀です ☆彡
この時代の架台は、ホント良くできていて、見ているだけで幸せ感に満ち溢れそうですw
この台に載せる「筒」がドーム内に無造作に置いてあったのを、帰り際の最後の最後に見つけました。
この次に、このドーム内に入るときに写真に収めたいと思います。
この施設の50cm望遠鏡を動かせる人は、ホンのひと握りです。
こんなに素晴らしい機材を死蔵させないためにも、同好会メーバー全員で助け合いながら、この望遠鏡を操作できるようになり、そしてまた、後進にも伝えていかなければと強く感じました。