昨日(3/21)
春の陽気に誘われ、
周南天文同好会の月例会、in皇座山(熊毛郡上関町)行ってきました ☆.。.:*・
この日は、当初は、車が使えない理由から、
岩国科学センター天体同好会の集会は計画しませんでしたが、
急遽、使えることになったので、お天気が良いこともあって、皇座山行きを決めた次第です。
今回は、
久しぶりに「R2-D2(DOBGOTO14)」の観望主体と決めていました。
ところが、アジト(R2D2保管場所)を出発して間もなく、忘れ物(ヘッドライト)に気づき、自宅に引き返す帰路は、夕方とあって田舎の国道にしては渋滞していて、焦りとともに、テンションが急降下 ・ ・ ・
途中、釣具店を見つけ、一番安いヘッドライトを買って、再び、皇座山に向けて出発!
皇座山の駐車場に着くと、既に、停める場所は殆どないほどの大盛況ぶりです。
入口付近に、たまたま一台分が空いていたので、そこに駐車しました。
車を停めた直後、
「イッシーさん」と声を掛けてくださったのは、ドブ師匠である広島のM井さんでした。
午後6時には行きますとメールしていたのですが、1時間も遅れての到着になりました。
M井さんの傍には、広天のH本さんが25cm反射+EM200をセットされていました。
いつぞや(1/17皇座山「ラブジョイ彗星」)は、暗闇で会話をしたのに、お互いが誰と話しているのかも分からなかったので、改めて、簡単な自己紹介を ・ ・ ・ (笑)
挨拶もそこそこに、
急いで、R2-D2をセットしていたら異変が起きました。
電源の延長コードのジャック部分が断線してしまったのです。
これでは、自動導入は無理 ・ ・ ・
近くにいらっしゃった周天のK山さんにお願いしたら、快くペンチを貸してくださいました。
K山さんは、12月の周天月例会で私が紛失した「2インチ20㎜100度アイピースのキャップ」を見つけてくれた恩人です。
そして、今回もまた、彼に救われたのです!
K山さんのお陰でR2-D2を動かすことができました、ありがとうございました
下の画は、
K山さんに助けられたR2-D2の胴体に巻きつけた遮光素材です。
2013年9月に手をつけ始めたのに、その後は放置状態でした。
販売店シュミットでは、こんなタイプの遮光クロスが販売されています。
生地内部にステーが挿入されており、トラス(3本)間でクロスがたるむことがない ・ ・ ・
しかし、この使い回し(DOBGOTO14用ではない)画像では、既にたるんでいて、素直には信じがたいので購入をためらっていました。
自作したR2-D2専用フード(ポリプロピレン材質シートの2枚合わせ)をマジックテープで固定して、こんな感じに仕上がりました。
(材質表示シールを剥がすのを忘れていましたら、皆さんに笑っていただけましたぁ~(爆!))
・光が乱反射しないゴワゴワ面を内側に
・テカテカ美しい光沢のある面を外側に
さて、
肝心のお天気は、
機材セッティング直後は、薄雲が張り付いて、今夜はダメか的な雰囲気が漂っていたのですが、
次第に透明感が増してきました。
途中で風が強い時間帯もありました。
重量級のR2-D2も視野内がユレる場面も ・ ・ ・
準備していた観望メニューは、次のとおりです☆彡
○メニュー以外に見た天体は
・カシオペアγ(M井さん一番お勧めの二重星) ・・・ 色の対比はアンドロメダγと互角の美しさ
・NGC3628(しし座)
○空と時間の都合で見れなかった天体
二重星団、ヒアデス星団、M79、カノープス、レグルス・レオワン、NGC3192、かみのけ座銀河群、スピカ、アルクツゥルス
馬頭星雲はOⅢを装着する余裕がなかったので、またいつかトライしてみたいです
一応、カメラも持って行っていましたが、
透明度が今イチなので、星野写真はナシという、私としては珍しい(??)遠征となりました。
メニューの半分ほどを観望した頃になって、やっと心の余裕も出て、
他の皆さんのお店(機材等)を見て回ることにしました。
*お隣りだった広島のM井さん
オリンパスのミラーレス一眼です
この画を撮影する前に見させていただいたM井さん持ち込みの10cmF10反射による木星像は、シーイングによる揺れを感じさせない、10cmとしては卓越した安定的な像であっことを付け加えさせていただきます☆彡
*広天のH本さん(画面向かって左)
25cm反射+EM200です
*周天の主力メンバーの皆さん
左から
F永さん(会長)、ウラカンさん、K山さん、K重さん、T成さん
青矢印が気になると思いますが、鍋の中は「T成さん」お手製の「おでん」―■●▲-
今や「皇座名物」です。
すっごく美味しかったです、ごちそうさまでしたぁ !
うぅッ、でも、なんだか一人欠けているような ・ ・ ・
もう一人の主力メンバー
Atluxさんは、直ぐ近くで、黙々とパソコンに向かって撮影中でしたぁ~ その真面目な姿勢に心打たれたので、記念の一枚を!
(なかなかの「男前」ですヨ・・・(笑))
C11とEF400㎜(F2.8)、アトラクス赤道儀
*R2-D2の恩人(キャップ&断線)周天のK山さん
セレストロン CGEM赤道儀
しかし、
それにしても、凄い数の「車」「車」「車」 ・ ・ ・
駐車場の入口から展望台(あずま屋)に向けて、ビッシリと!
知らない人も多かったです。
また、何度か足を運ぶうちに、お知り合いになれるかと思いました。
いよいよ、後半戦です。
この画は、R2-D2が羽を休めているのではなく、
ある獲物を狙っているのです☆≡。゚.
今回の遠征では、
なんといっても、一番の見ものは、ケンタウルス座「ω星団」でした。
しかし、
低空域にかかったガスが原因で、迫力ある星団の魅力を楽しむには至りませんでした。
それでも、
・ファィンダー(5cm7倍)で、その存在を確認
・星に分離できないけれど、大きな面積体の光芒を捉えた
と思った瞬間に、
トイレの明かりが突然に点灯しました。
これでは観望にならない!
トイレ近くに陣取っていた私をはじめ、周囲の皆さんがガッカリしていたところ、救世主の出現です ★K山式ダンボールカバーが、巨光を放つトイレの明かりをブロックします。
男子用、通路用、女子用の三つの照明を覆ってくれました。
K山さん、ありがとう !
最後の最後は、
球状星団「M3」をもう一度堪能し、片付けに入りました。
赤矢印は、架台の水平出し用の板ゴム(3枚重ね)です。
今回は、
カメラケース内には、カメラ2台、広角レンズ1本
車のトランク内には、ナノトラを忍び込ませていましたが、出番はありませんでした。
次回の皇座山では、
主に「写真」を楽しめたらと思っています。
来月も、
晴れたら皇座!☆.。.:*・
【追記】
スカイウォッチャー自動導入ドブソニアン
口径が大きい14インチ・16インチでは、アライメントを正確にやったつもりでも、
天体導入の最後に「首ふり」現象が出ます。
(この現象【ズレ】が、天体導入精度の低下につながっていると思われます【私見】)
正確に測った訳ではない(図る技量もない私)ですが、約3度強?のズレが生じるようです。
今の私には、
この点が一番のストレスになっていますが、メーカーは全くとりあってくれません。
今回の遠征で、その「癖(クセ)」を克復す方法を少し掴めた気がします。
「東」に約3度強のズレ
これを、コントローラーのボタン「左方向」を押し続けると目標天体が入ってくることが分かりました。
いつも通用するとは限りませんが、手っ取り早い対応策かなと感じました。